感じたことを残す -その1


本作品がデジタルカメラマガジン2017年12月号に入賞しました

最近のレンズ、本当に良く写ります。 開放でも全然フレアっぽくならず、めっちゃ良く解像します。ビネッティングも少なく、逆光にも強いとなれば、「頼りになる道具」として必然的に持ち出す機会も増えるものです。実際に、ここぞ!という場面が予想される時にはこうした「ちゃんと写る」レンズを持ち出すことが殆どです。

でも、それは「記録」としての話し。 そこで見たこと、そこであったことを記録として残したいときがある一方、そこで「感じた」ことを残したいと思ったとき、そうした最新の道具が適しているかというと、そうも言い切れないことがこと写真という表現の場でもたくさんあるものです。

ふわふわ甘い描写や低いコントラスト、盛大に発生するフレアやゴースト、穴から覗くがごとく落ちる周辺光量。今のレンズの基準からするとどれも減点となりうる項目ですが、それが自分の思い描いていた描写とぴしっと合ったりすることがあると、それはダメレンズどころか自分にとって唯一無二の存在になったりします。

135F2。 古いレンズだけれど、この子も思い通りの表現を残してくれる大切な1本です。

EOS 5D Mark3 / EF135mm F2L USM / F2 / +1EV / ISO400

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