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言わずもがなのキヤノンのフラッグシップ標準ズームレンズ(2017.6現在)。
かつてはTAMRON 24-70/F2.8 VCを使っていたのですが、超太い鏡胴に持ち出すのがおっくうになってしまい、本レンズに買い換えてしまいました。レンズのサイズが問題で買い換えたのは後にも先にもこの時だけ。レンズは使うモノなのに、持ち出せないことがいかにストレスだったかということだと思います。ちょっと歪曲と周辺減光が大きいレンズでしたが、強力な手ぶれ補正や驚くほどのシャープさにはとても満足していただけにちょっと残念な買い物となってしまいました。


話しを本レンズに戻します。

フィルター径こそ82mmとタムロンと同じものの細身の鏡胴は明らかに使いやすく、この焦点域であれば手ぶれ補正未登載もあまり撮影範囲の幅に影響を与えるものではありません。肝心の描写はさすがキヤノンのフラグシップ、被写体さえ選べば解放からキレキレ、絞っても大きな描写の変化がない、およそ今風の写りをしてくれる1本です。

 

強いて不満を言うとしたら、やはりフィルター径を77mmにして欲しかった。大径のPLをはじめとしたフィルターはめちゃめちゃ高いですから(T.T)。加えて、例えフィルター径が小さくなったことで周辺減光が大きくなったとしても、私はわりとそれを表現の一部としてよく使うのでそういった描写の変化はむしろ歓迎だったりします。コンタクトページを見てみると、使用頻度の割にこれで撮った写真は少ないように感じるのも、そういった「表現」の部分で弱いということも一因にあるのかもしれません。

とはいえ、頼れる一本であることは揺るぎなく、まるで得点圏で必ず打点を挙げてくれる、アベレージヒッターとして常にスタメン入りを果たしております。

Canon EF24-70mm F2.8L II USM

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