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レンズの善し悪しは僕のようなちょろいサンデーフォトグラファーではなかなかすぐに分からないものです。買った直後にイマイチー、と思っていたようなレンズが、使えば使うほどその懐の深さを増してくることがままあるもので、むしろそういったレンズのほうが多いような気がします。


が、このレンズはちょっと違いました。
購入して(もちろん中古です(^-^;)その足で試写に向かったとき、カメラの液晶モニタですでに分かるその画質の良さに驚愕したものです。というのも、それまで使っていたレンズ-EF17-35mm F2.8L USM。こいつがとにかくじゃじゃ馬でした。17-35mmはフィルム時代のレンズなので、とにもかくにも逆光に弱かった。望遠レンズであれば光源を外すことがある程度はできますが、超広角ではどんな構図ですら光源が入ってしまうことが多々で、「このレンズを使う限り写真にならない」ことも沢山。加えて最短撮影距離も42cmと長かったためパースを活かすという広角ならではの技法も使いにくいレンズでした。


16-35F4を使ってみて先ず思ったのは(今までさんざんそれに苦しめられてきただけに)逆光への強さをすぐに実感しました。太陽を入れてすら、ちょろっとしたゴーストが発生するくらい。画質低下、とはっきり感じられるようなフレアーは見られず、多少コントラストが低くなったかなー位にしか私にはわかりませんでした(むしろ装着している安物のフィルターの影響が大きいかもしれません)。中央がシャープならば文字通り重箱の「隅」の画質は気にしないのですが、それでもちょっと絞れば隅々まで解像するのは使っていて気持ちいいものです。最短撮影距離も短く(28cm)、撮影の自由度が高いので、私にとってとても使っていて楽しいレンズです。ISは不要かなとも思いますが、自由度の高さから極端なローアングルで写すことも多く、苦しい体勢を助けてくれることにも役立っているのでしょう。

 

強いて言えばもう一段明るければ…と思ったらF2.8のⅢ型がでましたね。Nikonのように14mm始まりだったら買い換えもアリかと思いましたが…むしろEF11-24mmF4Lで表現できる世界、の方が気になるこの頃(また数年がかりでお小遣い貯めなきゃ(^-^;)

Canon EF16-35mm F4L IS USM

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