

彩りを求めて
先日の雪、たいした降りにならずよかったです。 というか、11月に「たいした降り」になられても困るのですが。次の日の冷え込みも含め、そこから一気に季節が進んでしまった感のある我が街、色づいた葉も一斉に落ち始め、寒々しさを増した気がします。 最後の彩りを求め、今日は都内に出張りました。 前日のニュースでやっていた神宮外苑の銀杏並木がお目当てでしたが、銀杏とその黄葉っぷりは立派なものの人が多すぎてなかなか画にできません。加えて持っていったレンズのチョイスを間違えたこともあり、そこでは(載せられるような)画を撮ることは出来ませんでした。残念~! 気を取り直して青山通り沿いに歩みを勧めると、赤坂御所の向かいに「髙橋是清翁記念公園」というのがあり、立ち寄ると素晴らしい紅葉!時間も少し遅かったこともあって、思う存分、というほど堪能は出来ませんでしたが気持ちよくシャッターを押すことが出来ました。 写真は今年最後になる紅葉の一枚。 なかなか出会えない、爽やかな一枚にすることが出来ました(^o^) 陽が落ちるのが撮影終了の合図。 彩りが消えてゆく園内に、春から続いて


冬がきた
EOS7D / TAMRON 18-270mm F3.5-6.3 DiII VC PZD / F8 / ±0.0EV / ISO1600 / JPEG 先週末、近所の公園に行ってきました。 バトミントンに興じる親子の姿は半袖。およそ秋の景色っぽくはありませんでしたが、かくいう僕も羽織っていたジャケットが暑くて暑くてむしろその姿は羨ましいものでした。 それからたった4日。 降る降る…とテレビでは報道されていましたがホントに降るとは。 目覚めると、いつもは明るい時間なのにまだ薄暗く、そしてやけに静か。これは…!と思い窓を開けてみるとご覧の通り、ここは東北かーい!とツッコミを入れたくなるほど、静かに、そして激しく雪が舞っています。 子どもの頃はその非日常っぷりが楽しかった降雪ですが、その日やらなければならないこと目白押しな昨今では、大変さだけが頭をよぎります(逆に、今でも休日に降る雪は大好きです。14年の2回の大雪なんかはそれに該当します。雪かきが超大変でしたが)。 私は街の防災情報を携帯電話で受け取れるようにしています。
秋以降そこから着信する内容


こっちの抱負
また一つ歳を重ねました。 たくさんのメッセージを戴き、本当にありがとうございます。 「マジメな」抱負は先にfacebookに書かせて頂いた通りなのですが、「趣味」としてもこの歳からチャレンジしたいことがあります。 写真誌への投稿を十数年ぶりに再会しようと考えています。 まだ写真を初めて数年のころ、怖いもの知らずというか、若気の至りというか、よく写真雑誌に投稿し、数号に1度程度のペースではありますが、何号も掲載させていただきました。あまりレベルの高い雑誌ではありませんでしたが、名前と評が全国誌に載るというのはなんとも言えない気分の良いもので、ワクワクしながら雑誌発売日を待った記憶があります。 ただ、雑誌への投稿は意外に手間暇かかるもので、納得いくプリントやらデータの転記やら発送やらそんなことをやる時間がだんだんと確保できなくなり、そしてfacebookやブログなど気軽に写真を公開できる環境が整ってきたこともあって、投稿そのものの手を止めてしまいました。 それから十余年。 少しマジメに「写真表現」に取り組み始めたとき、そんな時代だからこそ客観的に自分


無題
寒い日、暖かい日を繰り返しながら少しずつ秋が深まってきました。 職場の木々もはらはらと葉を落とし続け、芝生にいつもとは違った彩りを見せてくれています。 最近は「綺麗だなあ」と思う景色や場面に出会ったとき、それを簡単に残せるようになりました。胸ポケットに入っている携帯電話やスマートフォンのカメラ、本当に良く写ります。僕としては、そんな「お手軽な方法」の高性能化がちょっと面白くなかった-思い通りにならないピントや露出と格闘してねじ伏せるのも「写真の腕」でした-のですが、そんなのを吹っ飛ばすくらい良く写るものです。 感覚としては、最新のスマートフォンはベタピン&十分な光量がある条件に限りますが10年前の一眼レフと同じくらいの画を出すようになった気がします。10年前-いろいろな作品っぽいものをすでにいろいろ写していたなあ&それなりに満足していたことを思うと、これを積極的に使わない手はありません。 もちろん、機材を選ぶ表現は沢山ありますが、便利な時代の便利な道具の恩恵を享受しながらいろいろな場面を残せたら良いなと思います。


綺麗なんだけれど
温暖化の影響か、秋と春がなくなってきている、という話しを良く聞きますが、写真を撮る趣味人の一人としても同じようなことを感じます。 半袖で夏日を恨めしく思ったのはつい一月ほど前のこと。そこから息をつく日まもなく最低気温が一桁の日が続き、なんとなく体調も崩しがちになってしまいました。夏から冬、一気に駆け抜けてしまったこの1ヶ月という気がします。 ホームグラウンド(ホントにグラウンド)の永山公園も少しいつもと様子が違うようです。この11月の2週目~3週目にかけてはここの銀杏とモミジの黄葉・紅葉が本当に素晴らしい色彩を魅せてくれますが、今年はさらに「緑」が加わっています。 真っ赤に紅葉したモミジの隣の樹は青々としていたりして、それはそれでとても綺麗なのですがこんな風景は写真を初めてここに通うようになって初めての光景。黄色・深紅・緑、そして空の青。なかなかこんな光景は見られないなあと写真趣味人としてはとても面白いと思う反面、年を追う毎に変になっていく「季節感」にちょっと心配をするこのごろです。 そんなことを思いながら、今年の「ピーク」は来週末かなあとそれは


見上げる -その1
「おきまりの」「お気に入りの」写し方はきっとどんな方にもあるのだと思います。
私は、『見上げる』写し方がとっても好き。 樹を見上げたとき、月並みな言い方なのかもしれませんが、大空に手を広げ、その基に居る者達を包み込むような雰囲気、がとっても心地よくついついシャッターを切ってしまいます。
「そんなの撮ってなにが楽しいの?」と言われたこともありますが、とんでもありません。こんな表情豊かでこんな暖かい被写体、なかなかないものです。新緑の季節、夏の豊かな生命力、秋の夕陽のもとで、そして冬の陽光に魅せるシルエット。。。ライフワークと思ったことはありませんが、気づくと一番シャッターを切っている被写体になっています。 少し専門的なことを言うと、樹をしたから写したときの透過光の美しさ、シルエットの造形。絵作りとしてもやりやすい、というのもひょっとしたらあるのかもしれませんね。 見上げたときに感じた美しさ。自分なりの表現、たくさんしていきたいと思います(^o^)


「痛勤」の功罪
日曜日から昨日まで都内に一日中おりました。
現地にいる時間に加えて移動に5時間。デスクワークが中心の身にとってはかなりしんどい数日間(^-^;。我が町、東京なのに自然が多くていいところなんですが「都内」までがとにかく遠い!都内とはなんぞや。 お仕事はともかく、往復の時間は苦痛意外の何者でもありません。例によって電車の遅延に毎日つきあわされ(イノシシ君の事故にもばっちりおつきあいさせて貰いました)、スマホすらも取り出せないギュウギュウの社内に詰め込まれている時間にはなんの生産性もありません。せいぜい、仕事の上のアイデアを考えたり、今日明日やることを(頭の中で)まとめたりするのがやっと。むしろ、心を無にしてこの悲惨な今をやり過ごすことに耐える一方でした。 そんな「痛勤」にも良いところが少しだけあります。
それは「ゆっくり本を読める」こと。今週のような異常な混雑ではちょっと難しいけれど、極端な混雑で無ければ文庫本を読むくらいは比較的楽にできるものです。ましてや座れたりすれば眠くなったときには本を閉じて睡眠…案外に電車内は快適な読書空間だったな、と思