さよなら、APS-C


EOS D60 / EF28-135mm F3.5-5.6 IS USM / F5.6 / ±0.0EV / ISO200 / 太陽光 / JPEG

私が写真を始めたのはいつの日か。

「本気度」を思うと、コンパクトデジカメやネオ一眼(当時はそんな言葉はありませんでしたが)で写真をたしなんでいたころからと数えるのはちょっと早い気がします。やはり、レンズ交換式デジタル一眼レフ、「デジイチ」を手にしたときがその時なんじゃないかなと思うと、2002年7月が「その時」のような気がします。

それからちょうど15年経ち、自分の好きな撮り方やモチーフ、気持ちの良い場面やちょっとイライラすること。行き詰まり方もなんとなく板について気、良くも悪くも「写真趣味」が自分の一部になってきた気がします。

そんなときからずっと相棒になってきたのが「APS-C」フォーマットのデジタル一眼レフ。私はCanonユーザーなので35mm換算1.6xのフォーマットが体に染みついています。ずっとこのフォーマットを使っているとき、友人のフルフレーム一眼を借りてファインダーを覗くとあまりの視野の広さに感覚が全くついていきませんでした。私にとってAPS-Cフォーマットが「原点」そのものでした。

2013年に今でもメインにしているEOS 5D MarkIIIを手に入れ、徐々にそちらにメイン環境が移ってきました。作品作りに被写界深度の浅いフルフレームフォーマットは自由度が高く、高感度耐性も高いことも相まってだんだんとAPS-C機を手にする機会は減っていきました。

そんな中でも、カメラやレンズの小ささが私の趣味の一つでもある「山登り」を支えてくれていましたが、それでも風景を写したいと思ったときの不満は小さいものではありませんでした。そしてだんだんとAPS-C機を手にする機会が減っていき。

そして今日、APS-Cフォーマットのレンズ、カメラを全て処分し、一台新しいフルフレームのカメラを購入しました。私の写真趣味を支えてくれた、一つの時代が終わった気がしました。言葉は悪いのかもしれませんが、穴蔵を覗いているような、でもそんな中に広がる景色をあーでもないこーでもないと考えながら作品を作っていった日々は今の自分の糧になっているなあ、と思います。

今のフルフレーム環境ですら、恒久的なものではありません。また15年後、中判フォーマットになっているかもしれませんし、もっと小さなm4/3フォーマットを使いこなしているかもしれません。どんな環境であっても、その場面その場面で感じてきた感覚を大事に、気持ち良くサンデーフォトグラファーを続けていきたいと思います。

写真は、これまたずっと昔雑誌のコンテストで入賞した写真です。機材を見ると。。。とても古くさいものですが、写真が機材で無いと思える、素敵な写真だと今になっても思います。

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