1.0 de GW

EOS 5D Mark3 / EF50mm F1.0L USM / F1.0 / +0.6EV / ISO50 / RAW
2017年のゴールデンウィークがやってきました。
幸いにもボクの会社は9連休、お家のことやら残したお仕事やら、そしてプライベートやら、いろいろなことに費やせるだけの時間を頂けそうな感じです。天気予報も概ね良い感じなので、なおさら色々なことをこなせそうです。
初日の今日も、朝から良い天気でした。
今日はキッチンの換気扇やらシンクの掃除、家中のエアコン掃除をやる予定でしたのであまり自分自身の時間もありませんでしたが、それでもワンコの散歩も手伝って、永山に足を運びました。
今年は暖かい日、寒い日交互にやって来、季節の進捗が余りよく分かりません。ツツジの咲き具合を見ると、例年より数日「初夏の訪れ」は遅い感じがします。それでも木々の若葉、フジの花々、そしてツツジの彩りがこの季節ならではの装いで僕らを迎えてくれました。
そんななか、持ち出したのがこのゴールデンウィークの期間職場からお借りした50mmF1.0。
先代社長のコレクションが職場にあるのですが、写真を撮るのが私だけなのでちょくちょく、そして有り難くお借りしております。
この50mmF1.0。
最短撮影距離の遠さや、数段絞らないと収まらない各収差。じゃあ絞れば良いかというとフォーカスシフトも相当あるようで(だったら50/1.4使えよ、と当然なりますよねー)とにもかくにも「使いづらい」レンズです。それでも、借り続けて数年。大分使いこなせるようになってくるのと同時に、このレンズの持つ「味」も分かるようになってきました。
私はSIGMA 50mm F1.4 DG HSMというおよそ最新の50mmレンズも使っておりますが、開放からシャキッと映るそういったレンズとは打って変わって、被写体のエッジに表れまくる紫色の縁取り、逆光時には親切にももれなく適用してくれる「虹色」エフェクト、開放付近では霧がかかったようなポワポワの描写等々…とにもかくにも常用にはほど遠いレンズながら、F1.0の深度をはじめとした「表現」と「世界」にすっかり虜になりそうです。
中古相場を見てみると、このレンズ、状態の良いものであれば50万円近くはするそうです(なんでも800本しか販売されなかったとみれば、当たり前かもしれません)。このじゃじゃ馬っぷりを見、このレンズを個人で手に入れようとはとてもじゃありませんが手に入れようと思いません。まだMFのOtus買った方がマシというものです。買えませんが(汗)。このレンズを自由に扱える幸運の下に、「ならでは」の情景をこのゴールデンウィークにも沢山残したいものです(^o^))